私がセカンドハウスを手に入れて3年が経ちます。
生まれも育ちも東京の下町なのですがセカンドハウスは、千葉県の九十九里方面で海が近い場所に購入しました。
ここでは、何故セカンドハウスを購入しようと思ったのか。そもそもセカンドハウスとはなんなのか。
セカンドハウスの目的からメリット・デメリットまで3年経って分かった事を詳しく書いていきます。
是非最後までお読みになって貴方のこれからの生活の参考にして頂けたら幸いです。
何故セカンドハウスを購入しようと思ったのか
私がセカンドハウスを購入する前、趣味のサーフィンで週末はほとんど海に来ていました。
週末の夜に車に荷物を載せ家族とともに千葉の九十九里に向かい無料の駐車場で車中泊をして朝早く起きてサーフィンをする。昼は千葉の美味しそうなお店を探して食べて帰ってくる。
そんな感じで3年間通っていました。もちろんそんな趣味に付き合ってくれた家族には感謝しています。
でも、やはり長く通っていると家族が飽きてしまったり夏だと暑くて待ってられなかったりします。段々罪悪感を感じてきて、何かいい方法はないか考え始めました。
そこで色々調べてみるとセカンドハウスっていうものがあると知り、ネットでいろいろと調べていきました。
もし本当にセカンドハウスを購入したら今より快適になるんじゃないのか?って思い、近くに良い物件はないか調べ始めました。。。
これが私がセカンドハウスを購入しようと思ったきっかけです。
最近人気が出てきたセカンドハウスとは
最近人気が出てきているセカンドハウスとはいったい何なのか?気になる人もいますよね?
簡単に言うと第2の家です。主とする家が会社の通勤範囲にあり週末や休日の時に行く家がセカンドハウスです。
そんなセカンドハウスが何故、最近人気が出てきたのかというと働き方改革などで自分の時間が持て始めたことが大きな理由だと思います。
自分の時間があればもちろん趣味や副業などいろんな事をする時間が増えます。その時間をどう使うのかを考えた結果、セカンドハウスに結びついたりします。
この趣味をやるにはあそこに行きたい!とか、この趣味をやるには庭が必要だ!とか総合的に考えるともう一つの自由になる家が欲しいっていう考えになっていくんだと思います。
セカンドハウスと別荘の違い
まずは、セカンドハウスと別荘の違いを説明します。
セカンドハウスとは
平日は会社の近くの住まいで生活をして、週末や休日に家族で過ごす郊外の住まいの事を指します。
別荘とは
非日常的な生活を主とするための住宅を意味します。
簡単に言うと長期休暇の際に訪れるのが別荘、日常的に利用するのであれば、セカンドハウスということになります。
セカンドハウスを持つ主な目的
セカンドハウスを購入しようと思うきっかけは、人それぞれ違うと思います。
まずは、自分が何を目的にセカンドハウスを手に入れたいのか考えてみましょう。
週末に心のリラックスするため
やはり一番の理由は、リラックスする為だと思います。
生活する上で、やはり働くのは都会の方が賃金が高く、仕事も沢山あります。でもストレスや心のゆとりが段々なくなってきます。
そのストレスなどを週末に趣味などを充実させ発散する。そんな生活をする事で人生が充実することを感じる事ができます。
都会でバリバリ働いて週末ぐらいは現実から離れてゆっくり過ごしたい。そんな考えの人は、沢山いると思います。それを可能にしてくれるのは、セカンドハウスです。
趣味のため
趣味の種類も沢山あると思います。
庭付きで家庭菜園をしたいとか、庭でゆっくりバーベキューをしたいとか魚釣りをしたいとか。。。人それぞれいろいろな趣味があると思います。
その趣味に合わせて色々と選ぶ事ができるのがセカンドハウスです。
寝るだけの家なら狭い家、庭付きの一戸建てが良いと思えば広い家、自分の生活に合わせたセカンドハウスを選ぶ事ができます。
旅行気分を味わうため
週末にちょっと遠出をして美味しいものを食べたい!とか、いろいろな景色を見たい!とか、旅行する目的は人それぞれです。
普段の生活から離れて更に宿泊の予約がいらなくて近くで美味しいものを食べれる。
なんならセカンドハウスを拠点して離れた景色を見に行く。そんな事も可能にしてくれるのがセカンドハウスです。
田舎暮らしをするため
どっぷり田舎暮らしをしたいと思う方もいると思います。
老後はゆっくり田舎で暮らしたいとか、都会の便利さを味わいすぎて自然の中で暮らしたいとか、考え方は人それぞれです。
でも情報だけでは危険です。やはりその場所に行ったり体験したりする事は、必要だと思います。
賃貸で経験してもいいし、体験で田舎生活できる自治体もあります。いきなり始めるのではなく必ず体験をしてから始められる方が良いと思います。
リモート部屋を手に入れる。
最近は、コロナの影響でリモートで仕事する方が増えてきました。
リモートの良い点は、ネットが繋がればどこでも仕事ができる点です。セカンドハウスや、それこそ田舎暮らしにはもってこいの条件が揃ってます。
この際、都会の仕事をして収入は変わらず物価は安い地方に行って生活をするってのもありだと思います。
セカンドハウスの税金
ここでは、セカンドハウスにかかる費用や税金を詳しく書いていきたいと思います。
◆固定資産税の計算式 | 不動産の評価額×1.4%=固定資産税
セカンドハウスの場合、面積によって評価が変わる。 |
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◆軽減措置の条件 | ・毎日1日以上住居する必要がある。
・セカンドハウスは郊外でなければならない。 ※各市町村によって違うので確認の上、申請してください。 |
不動産取得税 | 別荘・投資目的の場合は、取得税の税率は4%
セカンドハウスの場合は、取得税の税率は3% |
固定資産税(市区町村税)
固定資産税とは、所有している土地や建物に毎年かかる税金です。
もちろん土地や建物を購入すると固定資産税がかかってきます。でもセカンドハウスは固定資産税の軽減措置の対象となっています。
固定資産税を計算するうえで、200㎡以下の面積に対する価格は、課税台帳に登録されている価格の6分の1になります。また200㎡を超える面積の価格は、登録されている価格の3分の1の値段とされます。
この軽減措置を受けることができれば、維持費をぐっと下げることができたりします。
千葉にある私の家の固定資産税は、1年間で3万5千円ぐらいです。都内に比べたら物凄く低いです。
軽減措置を受けるためのセカンドハウスの条件
セカンドハウスは週末に居住するためであったり、遠距離通勤者が平日居住するためのものと考えられます。
そのため、毎月1日以上居住する必要があったり、セカンドハウスは郊外にある必要があります。(市区町村によって違うので市役所にて確認ください。)
この軽減措置は家を取得後、指定の期間内に申請を行うことで初めて適用されます。ちゃんと申請しないと軽減されるはずの税金がかかってきてしまうので、該当する方は必ず忘れずに行いましょう。
私はこの軽減措置に適用不可だったので申請できませんでした。それでも固定資産税は都内に比べて低いので購入する価値はあります。
不動産取得税
不動産を購入する際には、不動産所得税を納める必要があります。
別荘としての利用や、投資を目的として不動産を購入する場合は、この不動産所得税は高い税率が適用されてしまうんです。 でも購入する物件がセカンドハウスとして認められれば、税率の軽減措置を受けることができるのです。
不動産所得税の税率は4%なのですが、セカンドハウスの場合は3%まで下がります。そんなに変わらないと思えますが、不動産自体の価格が大きければ大きいほど、節税の効果は大きくなります。また土地についても税金が軽減されます。
二重生活のメリット・デメリット
2重生活をするともちろんメリットやデメリットが出てきます。ここでは2重生活のメリット・デメリットを詳しく書いていこうと思います。
メリット
セカンドハウスを手に入れてよかったと思えるメリットを紹介します。
仕事の心の疲れをリフレッシュできる
やっぱり自分の好きなことや趣味が充実していると仕事にもメリハリが出てきます。そうやって人生を充実することによって楽しい人生を送る事ができます。
住まいを選ぶ上で、理想とする条件を叶えやすい
地方に物件を購入または賃貸するのは都内よりずっと安くすることができます。購入であれば地域によって違いますが断然、都内より安く購入できます。余ったお金で趣味や自分が理想とするような家にする事ができます。
将来の田舎暮らしのとき、スムーズに移行できる
私もそうなのですが、購入して週末を過ごすことにより自分の近所の方と仲良くなる事ができます。本格的に住むことになった時、すでに仲良くなっているので自然に生活する事ができます。
行動範囲が広がり、新たなコミュニティが広がる
新しく地方に家ができると行動範囲が広がり、その中で出会ういろいろな人たちと仲良くなったりします。そういうことをしていると自然に付き合いが広がりいろいろなことを経験する事ができます。
子どもに自然体験をさせてあげられる
地方に家があると週末に自然のある場所に出かける事ができます。購入した家が海のそばなら海に行ったり、山のそばだったら山や川に行く事ができます。いろいろな経験を子供のうちからいっぱい体験する事ができます。
デメリット
セカンドハウスを手に入れてデメリットに感じてしまうことを紹介します。
費用がかかる
2つの家があるという事はそれなりに費用が掛かってきてしまいます。いくら地方の方が物価が安いとはいえ費用が掛かります。
時間がかかる
週末にセカンドハウスに行こうと思うとやはり移動時間がかかります。なのであまりにも遠い所を購入してしまうと行くのがめんどくさくなってしまうので1時間~2時間ぐらいの場所の方が良いと思います。
田舎ならではの近所付き合いに気を遣う
いきなり田舎暮らしをするとその町のルールや習慣があるので戸惑ってしまいます。なのでできる限り時間をかけてコミュニティーを広げた方が良いと思います。
賃貸と購入どちらがお得?
いつでも解約できるのが賃貸のメリットです。
購入してしまったら中々後戻りはできません。その地域がどんな場所かを把握するために賃貸で一回経験してみるのも手です。
メンテナンスなども考えて購入した方が良いです。時間がたてば必ずメンテナンスがいります。その費用も掛かってくるのでそれも考慮して購入してください。
私は、老後を見据えて購入しました。60歳になった時にはローンも終わっています。場所にもよりますが圧倒的に地方の購入価格は低いです。もし本当にその場所が気に入っているのであれば購入をおすすめします。
週末移住場所の条件
前にも書きましたが週末の移住先は自分の住んでいる場所から1時間~2時間ぐらいの移動で済む場所をおすすめします。
離れすぎていると中々行かなくなります。いくら気に入って購入しても行かなくなります。小旅行ぐらいの場所に決めると良いと思います。
もしその家に何かあったらすぐに駆け付けれる場所がいいと思います。去年の台風で私の家の塀が倒れました。そんな時は、やはり離れすぎるとすぐに向かう事ができません。いろいろなことを想定して購入することが大事だと思います。
購入費用
私の場合の購入費用をざっとですが紹介したいと思います。
物件
千葉の九十九里にある中古の平屋(8年落ち)の庭付きになります。
広さは68坪で建物が12坪になります。広いリビングと1部屋だけなのですが週末に家族で過ごすには、まあまあな広さです。寝るときにソファーベットとエアーベットを広げて寝るのですがその時はちょっと狭さを感じます。
老後に2人で住む分なら良い広さかな?って思います。今まで車中泊をしていたので、私たち家族は十分満足しています。
価格
価格は、いろいろな諸経費や火災保険を含めた総支払額が確か900万円ぐらいだったと思います。ローンは20年ローンで毎月4万5千円ぐらいの支払いとなります。
私たちは老後と、もし何かがあった時に別にも住まいがあるという安心感や保険をかけるために購入しました。
維持費
維持費に関しては、毎年の固定資産税が大体3万5千円、家屋の返済が4万5千円、ガス(プロパン)が週末だけで5千円前後、電気が4千円前後、水道は2ヶ月で4千円前後となります。
家の維持費だけで考えると合計6万ちょっとになります。その他、定期的に浄化槽の点検が入ります。費用は4か月に1回で3千円弱です。
後は別でそこに行く高速代やガソリン代が掛かってきます。
そう考えると月に10万ぐらいあれば余裕でセカンドハウスを購入し1ヶ月を過ごす事ができると思います。
まとめ
今、コロナで働き方や生活の仕方などのいろいろな変化が訪れています。そんな中、田舎暮らしやセカンドハウス、別荘などが注目されてきています。
私はコロナ前に購入したのですが本当に購入してよかったと思っています。週末に行くところがある。これって大事です!
自分の好きな事ができるし心のケアも出来ます。気分転換しまくれます。確かに費用が掛かります。でもそれ以上に大切なものが手に入ります。
最初は不安で苦労することがありますが慣れてしまえばそれが当たり前の生活になります。家族も笑顔が増えました!こんなに素晴らしいことはありません。
もしあなたがセカンドハウスの購入に悩んでいるのであれば購入を強くおすすめします。
この記事を読んで皆さんの参考になれば幸いです。