庭キャンプでは、住宅が密集していると煙が気になって炭を燃やすのをためらってしまいます。
いろいろな環境下でも庭キャンプを楽しんでもらいたいので、あまり煙を出さないレギュレーターストーブを紹介します。
レギュレーターストーブは簡単に言うと家のコンロを外に持ち出すイメージです。
おすすめは、SOTOのレギュレーターストーブなので、そちらを詳しく紹介していきます!
レギュレーターストーブって何?
ガス缶に繋いで火を起こす道具のことをレギュレーターストーブと言います。
その中でも新富士バーナーのアウトドアブランド【SOTO】から出ているレギュレーターストーブは、マイクロレギュレーターを使っています。
マイクロレギュレーターってなに?
今までのレギュレーターストーブよりも、寒い場所で安定した燃焼ができるように設計されています。
連続で使う場合でも、ドロップダウンが起きにくい構造なので火力の低下も防ぐことができます。
ドロップダウンについて
ガスバーナーを連続で使用すると液状のガスが気体になる時に、周りの熱を奪う気化熱が発生します。
そうするとガス缶の温度が徐々に下がってきます。ガス缶の温度が下がると、液状のガスが気体になりづらくなってしまいます。
連続で使うことにより、自然と火力が弱まっていく現象のことをドロップダウンといいます。
おすすめは 【ST-310】
私のおすすめは、SOTOのST-310です。
5年ほど使っているのですが今でも活躍してくれています。ST-310のメリットやデメリットを詳しく紹介していきます。
メリット
まずは、私が5年間使用して感じたメリットを紹介していきます。
購入前の参考にしてください。
火力がすごい
すごくコンパクトになるのに火を点けると火力がすごいです。見た目は火力が弱そうに見えますが、お湯もすぐに沸かすことができます。(約3~4分)
手軽に火が使えてお湯を沸かせるのでモーニングコーヒーやカップラーメンなどをすぐに作れます。
料理をするのが楽
本体に五徳(上に鍋などが置ける台)がついているので、鉄板の上で肉を焼いたり鍋で煮込んだりと、いろいろな料理を作ることができます。
ご飯も楽々炊くことができます!作り方も簡単なので是非挑戦してみてください。
CB缶が使えるので楽
CBのガス缶はコンビニとかでも手に入るので、いざという時に役に立ちます。
コンビニやホームセンターで売っているカセットコンロ用のCB缶でも点火することができます。
SOTO専用のCB缶が700円前後で安いCB缶だと400円前後になるので300円ぐらいの差があります。
同じ仕様なので安いCB缶でも使えますが、中のガスが違うのでSOTO専用のガスの方が安定して火が使えます。
いきなりガスが無くなったりした場合は、気軽に購入できるのもCB缶のメリットです。
デメリット
5年間使用しているとデメリットも見えてきたのでそちらを紹介します。
ただ、工夫すれば解消できるので是非お試しください。
細かい火力調整が難しい
本体についているコックを回して火を点けるのですが、強火は簡単だけど弱火が難しいです。
コックを回してガスの調整を行うので慣れるまでは大変ですが、慣れてしまえば大丈夫です。
ただ外で使う場合、風に弱いので弱火にすると消えてしまいます。使用する場合は、周りに風よけなどを置いてから使った方がいいです。
ガス缶を横に取りつけるので場所をとる
ST-310は、ガス缶を横にして取り付けるタイプなので、場所をとります。
狭いテーブルで使うと思ったより場所を取り、他のものが置けなくなったりします。
ただ、ガス缶を横に取り付けることにより、安定性は抜群なのでちょっと広いテーブルで使うことで、問題を解消できます。
点火がしにくい
火を点けるとき点火スイッチを押すのですが、奥の方にあり押しにくいです。
一回持ち上げてからガスを出して、点火スイッチを押して火を点けて使うのが一番火を点けやすいです。
ただ、オプションでアシストレバーというのがあるのでそれを装着すると本体を持ち上げなくても点火できます。
アシストレバーは、後ほど紹介します。
ST-310専用のオプション品
SOTOのST-310には、いろいろなオプションが販売されています。
オプションをいろいろ購入して自分だけのレギュレーターストーブにしましょう!
アシストグリップとアシストレバー
アシストグリップは五徳の足の部分に取り付けて滑らないようにします。アシストレバーは、点火の押しにくさを解消してくれます。
ST-310のデメリットの五徳の足が熱くなるのを防いでくれて、本体を置いた状態でも点火スイッチを簡単に押すことができます。
色も青・橙・黄など、いろいろと選べるのでお好きな色でカスタマイズしてください。
ST-310専用のアシストグリップとアシストレバーは、セットで購入できます。デメリットを解消するためにも購入した方がいいです。
グリルプレート
SOTOのST-310対応のグリルプレートになります。
フチがあるので油がこぼれづらい鉄板となっています。ST-310に取り付ける遮熱板とミニスクレーパーもついています。
サイズ
厚さ | 6mm |
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大きさ | 横200mmx縦170mmx高さ15mm |
焼き面サイズ | 130mm×130mm |
重さ | 約1.5kg |
1人用の鉄板ぐらいの大きさです。ST-310を持っている方は、何気に使えるので必ず持っていた方がいいです。
溶岩石プレート
こちらは、SOTOから出ているレギュレーターストーブ専用の溶岩石プレートになります。(遮熱板も付属しています)
溶岩石は、遠赤外線効果が高いので肉や野菜のうまみを閉じ込めて焼くことができます。蓄熱性もあるので弱火で使えて経済的です。
サイズは、幅14×奥行14×高さ2cmと小さめですが、これでお肉を焼いたら癖になります!煙が少なく焦げにくいのが特徴です。
ただ、油が下に落ちるのでアルミホイルを下に敷くと良いです。使用後は洗剤が洗えないので気になる方は、鍋に重曹と水を入れて煮込むと脱油ができます。
庭キャンプで炭が使えない場合は、溶岩プレートを使ってお肉を美味しく食べちゃってください!
その他のアイテム
他にもST-310で使えるアイテムがあるので紹介します。
こちらを取り入れるとより一層おしゃれになるのでおすすめです!
フルカバーの遮熱板
ST-310には遮熱板がついているのですが、全体をカバーする格好いい遮熱板があったので購入してみました。
この遮熱板はアルミ製なのでガス缶を熱から守る事ができ、ガス缶の上が台として使えるのでデットスペースをカバーしてくれます。
折り曲げることはできませんが、L字型なのでケースの下などに逆さまにして収納すれば場所を取りません。
サイズは、幅30cm×奥行14cm×高さ8cmで、板厚 3㎜(凸部含む)です。重量も277gと軽いです。
CB缶カバー
CB缶に取り付けられて見た目をおしゃれにしてくれるカバーです。
コットンや、皮などで出来ているものが多く使い込めば味が出てきます。取り付けるだけでおしゃれにアレンジできるので是非使ってみてください。
私は革製のものを最近購入したので、これからどんどん使用して味を出していきます!
ウインドスクリーン
こちらは、自在に曲げられて風の侵入を防ぐ防風板になります。
コンロやストーブの大きさに合わせて自在にセッティングできます。風の強い日や気温の低い時に使うと火力を補助してくれます。
これを使うことにより燃料の節約にもなります。折りたたみ式で軽量(250g)なので持ち運びにとても便利です。
サイズは、広げると横が約84cmx高さが24cmです。収納時のサイズは、高さ約24cmx横が8.5cmx奥行が1.5cm です。
コンロの敵は風なので、必ず1個は持っておいてください!
ホットサンドイッチクッカー
こちらは、Coleman(コールマン)のホットサンドイッチクッカーです。
SOTOのST-310があれば手軽にホットサンドが焼けます。内側にコールマンのロゴのランタンが印字されています。
これでパンを焼くと表面にランタン部分が可愛く焼けるので、とてもおしゃれになります。サクッと香ばしく焼き上げることができるのでおすすめです。
取っ手の部分が取り外し出来てコンパクトになるので持ち運びにも便利です。
ガス缶
SOTOのST-310で使用するガス缶は、CB缶といわれるものです。
CB缶の中でも種類があるので紹介していきます。
SOTOのレギュラーガス
外気温が約15℃以上のときは、SOTOのレギュラーガスをおすすめします。
外が暖かければパワーガスを使わなくてもレギュラーガスで十分です。普段使いには、こちらをおすすめします。
SOTOのパワーガス
外気温が15℃以下のときは、SOTOのパワーガスをオススメします。
寒い時は、安定した火力で使用するためにもこちらをお使いください。外が寒くて全然火が点かない!なんてことのないようにして下さい。
家庭用のCB缶
カセットコンロに使っているガス缶の形がCB缶です。
こちらも使うことはできますが、基本的にはSOTO専用のガス缶を使ってください。
カセットコンロのガス缶は安くて良いのですが、中に入っている成分が違うので点火や火の安定が気温によって左右されます。
急にガスが無くなったり売ってなかったりした場合は、コンビニやホームセンターで購入できるのですが、あくまでも代用品としてお使いください。
まとめ
私が5年ほど使っても現役で稼働してくれているので耐久性はばっちりです。
ちょっとコーヒーが飲みたい時にすぐに取り出せてお湯を沸かしてくれます。サーフィンした後に飲むコーヒーは格別です!
自分なりにかっこよくおしゃれにカスタマイズも出来るのも魅力なのでいろいろカスタマイズしてみてください。
庭キャンプで炭を燃やしたりできない場所や手っ取り早く料理したい時などに大活躍してくれます。
後、炭でお湯を沸かすとやかんや鍋が黒くなってしまいます。その点、レギュレーターストーブなら黒くなることはありません。
手軽に使えてコンパクトにもなり、持ち運びや収納に困らない【SOTO】のレギュレーターストーブは、災害時でも使えるので1個は常備しておくことをおすすめします。